ロンボク 地震 No.2 ギリアイル脱出の巻。

(続き)

幾度となくある小さい余震が一晩中続いた、、、その度にドキッとする。全員、外の庭エリアに集めてそこにマットレスや竹の椅子を運んできて、寝てもらう、、、横着な客は危ないかもしれないって言ってるのに部屋に戻って寝る(度胸あるなぁ、でも迷惑w、うちの建物で誰も死んで欲しくない😫) 客と従業員の命の責任をひしひし感じながら一人徹夜を敢行。これが終わったらどうせ客も怖がってこないだろうし一時休業すること、建物のチェックを完全にして改装してから再開業することなど色々と計画をしながら不穏な夜を過ごし、なぜか明るい気持ちになる。やっぱりこちらに来て起業してから5年と3ヶ月、ストレスの連続で商売に相当疲れてたみたいです。休業したくても従業員がいるから簡単にいかないし。この状況でなぜか“やっと休めるかもっ”て不思議な安堵感を覚える。

そうして、空が白みかけて来た頃、続々と村人たちがハーバーに向かって歩き始める、、、へ?なんで?? 客なら解るんだけど??? なんと政府から避難勧告が出てたらしい。そして公のアナウンスも行わず、各ホテルにも客にも従業員にも何も伝えず、オリジナルのギリアイル村民様だけが独自の連絡網で優先的に逃げ出す、、、なんて素晴らしい選ばれた方々😵 私は客と従業員を見送った後、残るつもりだったのだけれど、政府勧告が出た以上、島から出る決断をする。とにかく、政府勧告の件を客に伝え全員チェックアウトを促す。最後の客を送り出しホッとした後、とりあえず身の回り品を整理。土地買う予定で置いてあった日本円140万を中心に大事な書類等を金庫から持ち出す、こんな状態で火事場泥棒と強盗の跋扈するロンボク本島にわたるのかぁと鬱になる。そして、従業員にひょっとしたら最後になるかもしれない8月の給料全額を渡し先に行ってもらう。。心残りは飼っていた猫2匹とうさぎ2匹、ありったけの餌を置いてくる😭 私は島出るってどこ行きゃいいの?って感じだし、こんな状態で連れてったら行方不明確定なので。。うさぎなんて食われるかもw さて、ふと見ると元マネージャー(ルーン)の息子ロヤンが横にいる、親父はどこ行った?まあ、じゃあ元マネと行くかって一緒に東の彼の家に向かい、old village を後にする(いつか戻れると良いなぁ的な気分でした、今現在、未だ戻ってません😭)。。

さて、倒れた外塀、今にも倒れそうな外塀を警戒しつつ東への道をロヤンとまっすぐ進む。斜めになってるやつとかヒーって言いながら進む、他は結構な被害が出てるようだ。東のルーンのバンガローに着く。いたいた、ルーン。でも彼のバンガロー木造なのに作りが悪いせいか前方に倒れちゃってるw 水タンク用のタワーも崩れ落ちてる、それを必死に片ずけようとしてるルーン。私とロヤンはポカーン( ゚д゚) 状態。おいおい退避勧告、出てるんだから逃げるぞ!と説得し一緒に行く事に。でもルーンの顔、ヤレヤレ感満載w 度胸があるんだかアホなんだか、、、しかも彼は前の日、地震のとき、モスクで沢山の人とお祈りしていた、、しかし地震で大量の人が出口へ殺到。押すな押すな状態で停めてある自転車のサドルのないフレームに胸を強打圧迫し絶不調。。とりあえず逃げて医者行けよ。そして、サメザメと泣き出すルーンを引きずってハーバーに向かう。途中、ギリアイルで一番古い友達でヤ○中の奴と会う。沢山の自由覚○剤愛好会は意地でも島に残るそう。。誰もいないパラダイス期間を過ごしたいらしい、、本当にもう何というか、、まさかコレが彼との長い別れになるとはこの時、想像もしていなかった(死んだんじゃないです、自由やりすぎて4日前にタイーホ)

ハーバーに着くと人人人の山。ヨーロッパの客、従業員。すごい形相で争って船に乗り込んでる、、やはりパニックって怖い。新しい大きな地震が来なきゃ、津波なんて絶対こないのに。地震で一番怖いもの 1、建物 2、津波 3、パニックになった人 。揺れるだけなら大した問題はないと思う。ハーバーの弱い地盤が人の重みで陥没する方が怖い。こりゃあかんと後ろの安全そうな広場に移動して待つことに。。その間も不穏な音と余震は続く、、、ギリアイルが無くなってしまいそうな不安がよぎる。。でも、私だけは肩の荷が急激に降りた自由感を満喫していたかもしれない。どこにでも行けるような気がしていた。待つこと3時間ぐらい最後の方の船に乗ってギリアイルを後にした。。この船も問題で退避勧告のための足なのに金を取るって、しかもボッタクリ、普段の4倍。ギリアイルの復興に協力する気が急速に失せる。待てば勝手に復興するだろうし。困るのは借金ある人だけだろう。世界的にギリアイルの評判をここまで落としめる守銭奴たち。それを統制できないシステム。本当の問題はこういう時に浮き彫りにされる。

(続く)

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